上野動物園
午後2時くらい。ものすごく暑かった。
暑い中で見た幻かもしれないが、アリクイを見ていたら飼育員さんが建物の外から数人連なってやってきて、その中の一人が1匹のアリクイを両腕に抱えて持ってきた。アリクイを持っていた飼育員さんは普通に作業着姿の丸腰の女性であり、装備といえば軍手だけだったのでびっくりした。そして、展示スペースにアリクイを放すと、また去っていった。これがそのアリクイの写真である。他のアリクイは寝ていたのですぐわかった。
アリクイはどうして白昼堂々とそんな大胆な方法で運ばれることになったのか、アリクイって意外と大人しいんだ、などいろいろと考えてしまった。
あと、すごいとおもったのは、山鳥は日陰があるのにわざわざ日向にいることが多くて、どうなっているんだろう。日光浴なのかな。
これは寒いところの鳥。
1時間くらい回って、あまりの暑さに西園は見れずにリタイア。5年振りなのに無念である。また来よう。
それで、近いのでそのまま浅草に行った。
この日、浅草寺には外国人と高齢者がもっのすっごく多かった。
布と浮世絵の美術館ということだけれど、浮世絵は通路の階段の横に展示されている(たぶんレプリカ)のと、ビデオが見られるだけなんだけど、ボロ布の展示はすごかった。迫力が。実際に昔使われていたボロ布を収集したもので、なんと展示に触っても、撮影してもok。なんだかおしゃれだし、念がこもってるし。田中忠三郎さん(このボロ布の収集をした人)の解説の文が興味深かったので、本まで買って帰ってしまった。
あと、昔作られた犬の毛皮のコートとか(うわあ)
一部の田舎で昔はこういうことがあったらしい。肉は食用とか。確かに戦時中に犬が収用されたとか、赤犬はおいしいらしいとかいう話はお年寄りから聞いたことがあるので、ないことではないとは思う。このコート、手触りが良かったので複雑な気持ちになった。
不思議な美術館で、全部見終わると屋上で、浅草の景色が見られた。
どんなところかよくわからず行ってみたけれど味わい深い体験ができた。
味わいといえば、上野の「のもの」でペリカンのパンが買えた!
すごいパンだとうわさに聞いていて一度食べてみたかったのだけれど、いつも17時ごろとか行くと売り切れで、今回は15時ごろに行けたおかげで初めて買えた!!
ものすごい濃密なパンで、いいにおいで、別次元のパンだった。
値段もそれなりにするけど、1パック500円くらいだからバカ高いわけではなく、食べると納得の値段なのでまたいい時間に通りかかったら買おうと思う。