椅子考2(演奏の環境を考える その4)

前回の椅子考1 (演奏の環境を考える その1) - もじかの低空飛行で椅子についての問題点は、だいたい書きたいことは書いたのだが、ふと、人様の弾き語りの動画を見たときに気づいたことがあったので、続編を追加することにする。

前回書いたことの繰り返しになるが、私は何の対策もなく椅子に座って弾き語りをしていると、普段は無理なく座れる高さの椅子でもいつの間にかかかとが浮き、つま先で必死に地面を踏みしめる姿勢になってしまい、足元に変な力がかかるので不便を感じていた。
この原因は不明なのだが、私は決して大柄なほうではないので、足が短いのも主要な要因だと考えていた。

ところが、先日私よりもっと演奏が巧い人様の動画を見たところ、このような姿勢になってしまうことは誰にでも(?)よくある現象なのかもしれないと思い始めた。
足元に着目して弾き語りを見たのは初めてだが、男性でもしばしばかかとの浮いた不安定な足元になっていたのである。なので、足の長さはあまり関係ないのかもしれない。男性であれば、大半の人が私より背が高く足も長いはずなので。

このような姿勢になることに全員が不便を感じているかよく分からないが、私はものすごく不便に感じるので、この姿勢で楽しそうに、かつ巧い演奏をしている動画を見るのは衝撃であった。

そういえば、以前、私よりはるかにギターの巧い人1人にこの演奏中の足元の不安定の問題の話を聞いてみたことがあった。その人も同じ状況になることがあり不便に感じているとのことだったが、特になにか対策をしているわけではないようだった。
実は、皆さん不便を感じている人はけっこういるのかもしれないが、仕方のないこととして誰も話題にしないだけなのかもしれないし、巧い人は不便な状況でも器用なので巧いというだけなのかもしれない。私はあまり巧くない上に、足台などの対策法だけは以前から知っていたから、よけい気にしてしまうのかもしれない。しかし、気になるものは仕方ないので、これからも対策を考えたい。

本当は、人様の弾き語りの動画も例としてリンクを貼ればよいのだが、このような検証のために無断で貼るのは失礼かもしれないので、やめておく。自分の動画をとも思ったが、残念ながら分かりやすく足元の写った動画の手持ちがない。
興味のある方は、今度椅子に座って弾き語りをしている動画または生演奏を見ることがあったら、足元に注目してみてください。まったく違った世界が見えます(たぶん)。