足台考7(演奏の環境を考える10)

折りたたみプラスチック踏み台=例の足台を初めて人前で使ってみて思ったことをまとめると

・意外と持ち運びはかさばる
・使いごごちは申し分なく、足元の違和感がなくなって演奏に集中できる
・思ったほど人からその存在をつっこまれない

という3点であった。

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(左側が折りたたみプラスチック踏み台=例の足台)

 

持ち運びは、けっこう大き目の袋に入れないといけないため、ギターや他の荷物と一緒だと電車などでわりとかさばるということが分かった。折りたたんだ際の面積は縦29×横33×厚さ3センチほど。(台形なので一番大きいところを測った数字で、もちろん素人計測です)厚さはそんなにないわけだから、入れる袋を工夫するなどすれば、もう少し快適に運べる気がしないでもないので研究したい。

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これがたたんだところ

 

この足台の使いごごちについては、本当に今までの足台に比べて演奏するのが楽だった。人間の力は限られていて、私は非力なほうなので足に力を取られていると、演奏にかける力が減ってしまいもったいないと常々思っていた。演奏に集中する上で、足元の環境を考えるのは決して間違った方向ではなかったことを再認識した。

 

また、人からその存在をどう思われるか気になっていたが、ブログを見たと思われる方以外からはそこまで指摘されなくて、意外と目立たないかも?と思った。あまり目立つのもどうかと思うので、とてもよかった。

 

※この足台を使用したついでにもうひとつ気づいたことがあったのと、あと「あれを書かないのか」という指摘をある方から受けた内容があるので、この後7月になって新シリーズを書こうと思っていたのですが、このシリーズが少し続きます。

6/29ライブでした

6月29日は三鷹おんがくのじかんでライブでした。聞いてくださった方、ありがとうございました。

例の足台を初めて人前で使ったところ、このブログを読んでくださったと思われる方以外からは意外とつっこみはなく、今後も普通に使えるのでは?という希望が芽生えた。(足台については感想を別の記事で書きます)
立派なライブレポなどを書こうとするとどつぼにはまってしまうので、自分のことをとりあえず。

セットリスト
1つちのこ掘り
2ヘビーな恋
3らくだの森
4柳の木の下で
5天気雨
6砂漠の舟
7どろぼうひげ
8塩サウナ
で、出演順1番目、30分で8曲演奏して、淡々と演奏することを心がけたはずが、「攻めていた」という感想をいただくことができた。(心当たりが少しあります。私はポーカーフェイスを目指したいです。ありがとうございました)
いつもは時間の関係で用意してきた曲より1曲減らすことが多いのに、このときは8曲でちょうど30分演奏できて、やればできるということがわかった。

今までなるべくアウェイな環境で演奏するようにしていたので、共演者や客席に知人の方が多いという環境ははじめてで、とても勉強になり、修行の場のバリエーションを増やさないといけないと思った。


今回私が出演することになったのは2番目に出演のsprawlworldさん(私の大先輩)のすすめによるもので、そのようななりゆきもあり今回はsprawlworldさんが仕事帰りの関係で私のギターを使用して演奏することになったため、いろいろと観察することができた。私より手などが大きいので、私のレディースサイズのギターが若干小さく見えたが、その分左手のフォームなどに余裕があり、いつもよりも淡々と演奏されているようだった。特にギター伴奏が難しい「ポインセチア」などの演奏には普段見るほどの緊迫感がなく、ほどよく力が抜けていた。顔つきも埴輪のように無心に見えたが、心では戦っていたそうで、とても素敵だった。

3番目に出演された月原昌子さんは、毎日曲を作ってネットに上げているという努力家であり、私が弾き語りの初心者でオリジナルをなかなか作れなかった際のみっともない様子を目撃していらっしゃる数少ない方でもあり、演奏を初めて生で聞かせていただけてうれしかった。最初の曲は長編で、後が短編。短編はギターで遊ぶような感じで作ったのかなあという軽やかなノリの伴奏と、意味深なような、単なる呟きのような歌詞が独特の世界を作っていた。最後に「にゃ~」と鳴き声があったり、遊び心もたっぷり。また、メロディの繰り返しなどが少なく、一般的な長さと思われる3~5分くらいの曲がないのが逆に新鮮だった。


※どつぼにはまるので、他の初対面の共演者の方の感想は割愛させていただきます。なにかの機会に触れることはあるかもしれません。ありがとうございました。

7月の予告とライブについて

今月書いていたギターの足台の話に続き、7月からは、ギター本体のことか、ナイロン弦についての私の研究のシリーズを書き始めると思います。

私の性質上毎日更新できるかはわからないですが、今みたいにまとめて数日分更新するような感じなら可能かもしれないので、ブログの方向が定まるまでなるべくたくさん更新しようと思っています。

6月29日は三鷹おんがくのじかんでライブです。
例の足台を人前ではじめて使います。楽しみ。

映画「セシウムと少女」について

少し前に見た映画だが、マイナーな映画と思われるので何かの参考になればと思い、感想を書き記しておく。

この映画のタイトルは知久寿焼さんが同名のテーマ曲を作るということではじめて知ったのだが、第一印象としては「直球だなあ」ということであった。そのタイトルから想像されるのは「いかにも」な反原発であり、反原発のよしあしについてはともかく、私は音楽に政治的なイデオロギーを持ち込む行為が好きではないので、その時はそこまで興味がもてず映画を見に行くかはあやしいところであった。

ところが、この映画は主題歌の知久寿焼さんだけではなく原マスミさんもナレーションで参加しており、5月7日に知久寿焼さんと原マスミさんによる映画の公開を記念したライブが行われるというので話は変わってきた。このお2人だけで出演するライブというのは、たいていは最後がセッションコーナーであり、お2人のすばらしい競演がかなりの確率で予測されるからである。頻繁に見られるものではないので、私は東京ではなくても機会があれば可能な限り行くことにしている。それが阿佐ヶ谷ラピュタで。行かないわけにはいかなかった。

その時のアンコールで披露された「セシウムと少女」の演奏の動画がyoutubeにあったので貼っておく。www.youtube.com


セシウムと少女」は私はその時初めて聴いた。また、お2人で人前で披露するのはこのとき初めてだと思われ、めったに見られない機会でもあるけれども、シンプルな曲ながらその迫力ある演奏から映画を宣伝しようという熱意が伝わってきた。歌詞の「恥ずかしい」とは何に対してなのかなど、つい深読みしたくなるけれど、セシウムだけではなくもっと広い世界を描いている気がして抵抗は感じなかった。でも、映画にもぴったりだった。

また、ライブ開始の前に監督と主演女優さんも呼んでのあいさつがあったが、監督の才谷さんは応援したくなるたたずまいであったし、主演女優の白波瀬さんは後で映画を見たらその主役のイメージどおりの真面目そうな高校生で、ライブの会場で、夜遅くなる前に「明日は学校なので帰ります」と宣言して帰っていく姿を見かけて、どちらも好感を持った。

ライブ会場で前売り券が割引で売られていて、ユジク阿佐ヶ谷での上映時間を調べたら仕事後に寄るのにちょうどよさそうだったので、素敵なライブを企画してくれたことの感謝を込めて、せっかくだから行くことにしたのだった。

行ったのは5月半ばの平日であるが、小さな45席の映画館で、私以外に3人連れしかいなかったので快適であったが少し心配にはなった。

内容としてはセシウムの話は冒頭と後半に集中している。勉強はできるけれど融通がきかずに学校に友達のいない主人公が、ひょんなことから現代に生きる七福神と知り合い、その手助けで祖母の九官鳥探しを通じて過去の祖母に会ったり、その祖母の尊敬する詩人、北原白秋に会ったりする。セシウムの話題はその話の前後に唐突に出てくる感じではあるが、そこまで押し付けがましかったりヒステリックという「いかにも」な感じはしなかった。押し付けがましい内容ではないというのは、監督のあいさつを聞いたときにその雰囲気からなんとなく直感していたことであった。

七福神が登場するたび間にはさまれるアニメーションは、その道で有名なアニメーション作家によるものらしいが、その方面に詳しくないので、突然始まる白昼夢のような印象を受け、この映画のタイトルの直球な感じをやわらげていた。

主人公と七福神セシウムについて調査をしたり、語り合ったりしている場面から私が感じたのが「学校で浮いている真面目な女の子が反原発などの運動を通じて理解のある大人たちと知り合って、世界が広がり自分の居場所を見つけた」というストーリーであって、神様とかそういう話が関係ないとしたらだけれども、こういう見方もあったということで書いておく。

原マスミさんのナレーションは主人公が学校で浮いているなどのつらい場面でもあくまでとぼけた味があり、救いであった。最後に知久寿焼さんの主題歌が流れるのも、映画を最後まで見る大きな楽しみであり。聴くとそれだけで満足感があった。映画で使用されている音源は、知久さん以外にもミュージシャンが多数参加して作られたもののようなので、ぜひCDなどで販売してほしいと思った。

7月17日まではユジク阿佐ヶ谷での上映が決まっているそうなので、興味のある方はぜひ。
映画「セシウムと少女」オフィシャルサイト

井の頭自然文化園

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とても珍しく仕事が午後からだったので、仕事前に行ってきた。
ぐるっとパスを5月半ばから使用中で、7月半ばで使用期限が終わるのにぜんぜん回っていなかったので、その消化のためである。動物園好きとしては、遠い多摩動物園は行けるか微妙だが、他の動物園はなんとか行かないといけない。
この動物園一有名な、ゾウのはな子さん(日本最高齢のゾウ)はご機嫌そうにゆらゆら揺れていた。展示がわかりやすくなっていて、昔は「2度の不幸な事故」としか書かれていないで逆に気になった(その時は後で家に帰ってから調べた)来歴も年表でもうすこし具体的に説明されていた。

今はカモのヒナのかわいいシーズンで、園内の池でカモの親子連れを見かけたが、警戒されてしまいハッキリした写真は撮れず。警戒されるのも当然で
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何かの調査でダイバーが池に潜り中だった。
私はダイバーの資格を以前取ったことがあり、申し訳程度に海に潜ったが、この池には潜りたくないことだけは断言できる。おそらく視界不良なのでもぐっても美しい光景は見られない。しかも、水はあまりきれいではなく口に入ったらすごくショック。係の人は偉い!
ある意味カモのヒナより珍しいものを見れた。

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6月らしくアジサイも綺麗だった。

平日午前の動物園は、お年寄りと幼児連れ、さらに子供の遠足が大半だった。私みたいな暇そうな人(現役世代で子供の教育目的でもない)は少ししかいない。
あまりゆっくりもできないので、私の知る動物園の見せ場、コールダック、フェネックギツネ、リス舎、ヒトあたりをサーっと見て退園。そうだ、タンチョウを見忘れた!(以前いた高齢のタンチョウは死んでしまい、今は新入りのタンチョウのペアがいるらしい。すっかり忘れていた)
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とてもベタだけど他ではあまり見ないヒトのオリ

この後、北口の元デパートの建物内の吉祥寺美術館(小さい美術館で、ここもぐるっとパスで入れる)の写真展と版画も大急ぎで見て、午後からの仕事へ。私は動物園は普段じっくり見る派で時間がかかってしょうがないけど、午後からの仕事(だるい)に行く勢いがついたのでこうやって空き時間にささっと見るのもたまにはいいものだと思った。

はてなスターを非表示にしました

はてなキーワードのリンクについてこの前は散々なことを書いたが、もう1つ同じくらい苦手で嫌いな機能があった。
はてなスターである。
でもこれは非表示にできたのである。その喜びをこめて記事を書いておく。

このはてなスターはブログを読んだ人が「読んだよ」とか「いいね」の意味で押してくれるらしい。しかし、せっかく押してもらっても私は今のところはてなユーザー同士の交流を希望していない。記事を読んでもらったとしたらありがたいが、読まずにスパム的に無差別で押しているユーザーも多いらしく、スターを押したユーザーのリンクが記事の下に勝手に表示されるのは相手が選べないことなので正直迷惑である。どうしてもリンクしたかったら自分からリンクするし、同じはてなというだけでジャンルの関係ないブログをリンクしても無意味だと思うからである。
私はお返し訪問などしないでとりあえずは完全に無視していたが、最初からお互いのために無益だし、スターを押されるたび困惑していたのでそのようなものは排除したいと思っていた。

公式のヘルプにははてなスターを利用しない方法が詳しく書いていなかったため(はてなスターの使い方やメリットしか書いていなかった。よくないことだと思う)、散々検索した結果、非表示にできるらしいということはわかった。しかし、私のPCではどうしても非表示にするボタンが出てこなかった。スマホからも同様であった。

はてなブログからはてなスターを非表示にするやり方は、
「ブログの設定画面の、デザインのカスタマイズ、ソーシャルパーツのところにはてなスターを非表示にするボタンがあり、そこを押すだけでOK」

であるということがいくつかのブログや質問サイトなどに書かれていた。該当の設定画面を開いてどんなに探してもそのようなボタンは見当たらなかった。
私が無料ユーザーであることが問題なのかと思ったけれど、どこにも有料の機能とは書いていない。

そして、2,3時間検索などをしまくり奮闘した結果わかったのである。
私の普段使っているPCのブラウザ(firefox)がその表示に非対応なだけだったことに。

以前セキュリティホールが見つかって以来、なるべく使用を避けていたIEで同じ画面を開いたら、あんなに見つからなかったはてなスターの表示/非表示が選択できるボタンがすんなり出現したのである。おかげで一瞬で非表示にすることができた。本当によかった。今度からはこのようなことがあったらブラウザが対応しているかどうかも疑いたいと思う。これでひとつ賢くなった。


☆詳しい非表示のやり方を説明してくださっていたサイトの方々、本当にありがとうございました。(リンク貼りませんが「はてなスター 非表示」などの検索で見つかるサイトの方々)

☆今までスターをつけてくださった方数人には申し訳ないのですが、上記の理由で私には不要な機能でした。すみません。

録音の意欲

この記事で6月は毎日ブログを書くことと、週に1回くらいはなにか演奏したものを録音する(自作の曲でなくてもよくて、アップロードもしないかもしれないが自身の研究のため)ことを目標にかかげてきた。

ブログは一応毎日更新したことになっている。「一応」とか「したことに」とかいうのは、後で読むと名目上は毎日更新した体になっているが、途中でサボって以来数日ごとにまとめて更新したりしているからである。

録音のほうはさっぱりやっていない。6月上旬に右手の中指の爪がこっぴどく欠けて、右手の爪に頼ってギターを演奏する奏法であるため、中指担当の音だけが情けない音になり録音する気にならなかったという事情はある。いまや中指の爪も新しく生えてきて、音も元通りになったが、相変わらず録音はしていない。とても情けない。
何か音楽について毎日ブログを書いて、音楽についてたくさん考えて歌詞を書く意欲の足しになればと思ったのだが、こちらもさっぱりで、歌詞さえ書けば後一押しで完成しそうな曲が2曲あるのにさっぱり進まない。
歌詞を書いたり録音したりする意欲を高める方法を考えなければならない。

録音の意欲といえば、ひとつ気になっているのはサウンドクラウドの再生数がたまにぽつぽつと伸びていることで、最近アップロードもしていないし宣伝もしていないのに不思議でありがたい。ただ、私の場合は弾き語り以外は需要がないらしくギターだけの曲の再生数はぜんぜん伸びない。そこだけ露骨なほど伸びない。
天邪鬼なので、ギターだけのインスト曲をいくつかアップロードしてみるのはちょっといいかもしれないと思った。どれだけひねくれているんだ。どちらにしても録音はがんばってしてみたいと思う。