sabori

6月は毎日更新しようと思っていたのだが、6月18日分を書いた後、数日更新をさぼっている。
実は書きかけがたくさんあるのだが、アップロードに至らない状態である。シリーズものをとりあえず書いていたがそれがひとまず終わったため、テーマに迷いがあるのが大きな原因である。この際、テーマはばらばら(音楽以外もあり)で6月分を全部埋めてしまおうと思う。これから更新しなかった過去の数日分まとめて更新するが、あとで読んだときのために、今日が何日かはあえて書かないでおく。後で読むと、表面上は一日一件更新した体にはなる。
曲作りもつくりかけてためておくほうだが、ブログは同じようになってはいけない。

足台考6(演奏の環境を考える その9)

長々と続いたギターの足台替わりになるアイテムを探すシリーズも、登場する手持ちのものはこれで最後の一つとなった。後でまとめか追記を書く可能性があるが、とりあえずはこれが最後である。

 
前回書いた折りたたみのプラスチック椅子(100均ショップで買った)は、サイズが理想より小さめだが持ち運びや見た目の点ではかなり良い感触であった。そこで、似た商品でサイズがやや大きめのものを探したところ、なんとぴったりの商品を見つけたのである。
 
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折りたたみプラスチック踏み台(左)。比較のために右に木製踏み台を設置。
 
これはカインズホームで598円で売られており、値段の点でも手軽である。高さは22cmで、私が理想的な高さと感じた木製踏み台の23cmとかなり近い数字である。画像を見ればこの2つの全体のサイズが近いことが一目で分かると思う。
底部と天板部に滑り止めがあり、それは100均商品にはない優れた点である。折りたたみの仕組みは100均商品とほぼ同じであり、畳めばコンパクトだし軽い。実際に椅子に座り足を載せてギターを弾いてみると、木製踏み台にあまり劣るところなく素晴らしかった。劣るとしたらどっしりした落ち着きがないところだが、それは持ち運びの便利さに直結しているので文句は言えない。見た目も100均のものよりポップだとは思うが、私は好きである。
この折りたたみプラスチック踏み台は、私が見た店では赤(茶色っぽい赤で、私の好みではなかった)とブルー(水色。私が買った商品)の2種類が売られていたが、以前は同じ値段で黄色や緑や白も売られていたらしい。今は在庫が無いらしいが黄色や緑は画像を見た感じかわいいと思ったので、再販すれば買うかもしれない。また、さらなる使用感を求めて、他の店で売っている同様の商品も見かけたらまだまだチェックすると思う。
 
実は、この折りたたみプラスチック踏み台もまだ家以外で使用したことがない。人前で使用してから気づくことなどあれば、それを踏まえてシリーズの続編やまとめなどを書くかもしれない。
 
 
 
 

足台考5(演奏の環境を考える その8)

従来のギター用の足台よりも素晴らしい代替品を探す冒険は続いていた。
 
すでに持っている高さ23cmの木製踏み台は持ち運びの利便性以外は理想的だったので、目指すは、足台としての使用感(高さ、天板の広さ、見た目)と、軽さ、持ち運び時のコンパクトさの両立である。
 
前回の記事で書いたアルミ製折りたたみ1段踏み台(結局買わなかった)を始め、コンパクトさ重視で折りたたみの踏み台または小さな椅子あたりに特に狙いを定めていだが、折りたたみでこれだという良いものはなかなか見つからなかった。
 
そこに、価格と軽さの点で、すごい候補が現れた。価格はなんと税込み108円!
100均ストアのセリアで見つけたプラスチック製の折りたたみ椅子である。
 
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たたんだ状態
 
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開いた状態
大きさ比較のために右に木製踏み台を設置
見た目は茶色でシンプル、持ち運びもたためるし軽い。しかし、木製踏み台に比べ、全体的にやや小さめなのである。また、軽い素材で裏に滑り止めはないから、そのままだと場所によっては足台として使うと滑るかも。
このプラスチック折りたたみ椅子の高さは17.5cm、ギター用折りたたみ足台を一番高くした高さとほぼ同じである。
安定感はギター用折りたたみ足台よりもあるし、天板も少し広いし足台として使うのはありだと思うが、もうちょっと大きければ…という一品であった。何より今までの候補より圧倒的に安価なのであまり文句は言わない。何かの予備として私は数個買った。
この商品の耐荷量は50kg。大人でこの前後の体重の人は多いと思うが、負担の大きい踏み台昇降などに使うのはやめた方がよさそうな数字である。足台としてなら全体重はかけないので、よほどの体重でなければ誰が使用しても問題ないと思う。
調べたところ、100均だと他にダイソーでも同じような椅子が以前売っていたらしい。つい最近まで売られていたのは100円でなはく200円か300円の商品らしいが、どの店でも見たことがないため店員さんに聞いたら品切れで再入荷は未定とのこと。耐荷量60kgくらいとネットで見たので、大きさなどはセリアの商品とあまり変わらないか一回り大きいくらいではないかと思う。見た目はカラフルでかわいい感じ。どちらにしてもしばらくは入手困難だと思う。
 

足台考4(演奏の環境を考える その7)

ギターの足台に良さげな市販の一般の踏み台を探して、他に目をつけたのが下の画像のような商品だった。しかし悩んだ結果買わなかった。

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アルミの折りたたみ1段踏み台である。

かなり期待していたが、買う前にお店で試した結果、あまり向かないという結論になった。

まず、踏み台としてはシンプルなデザインで悪くないと思うが、見た目が脚立みたいで足元にあるとインパクトが大きい。アルミ製とはいえ長時間の持ち運びには軽くはなく、思ったよりかさばる。天板がツルツルしているし、思ったより乗るところは広くない。
何より、この手の商品は高さが30cmくらいのものが多く、実際に椅子に座って足を載せて、やや高すぎる感じがしたのが決定的だった。

つまり、木製の踏み台の23cmだとちょうど良く、アルミの踏み台30cmだと高すぎ。
けっこう悩んで買うのはやめたけど、私の求めるものの基準が明確に数字で分かってきたのは収穫であった。

足台以外の方法 (演奏の環境を考える その6)

ギターの弾き語りの際、足台以外に足元の不安定を解消できそうな方法について、他にもいくつか知っていたけど、私はやらないのでスルーしていた。ふと思い出したので箇条書き。

・脚を組む
だんだん脚がしびれるし、歌いづらい。そして、私の場合足元は別に安定しなかった。脚が短いせいかもしれない。

・ギターケースを足台がわりに使う
読んで字のごとく、ギターケースを足元に置いて、その上に足を載せる方法である。
実際に上記のように使用している方を1人だけ知っているが、足台についてネットで検索したときに他の人もしている画像を見かけたので、意外と一般的な方法なのかもしれない。私にはたぶん高さが足りないし、ギターケースを足元に置くのがつまづきそうだし邪魔だと思い、試したことがない。気にならない人は試す価値があるかもしれない。私は人前でこける原因は極力排除したいのでやらない。

足台考3 (演奏の環境を考える その5)

今日からこれまでのシリーズに戻る。

 
さて、このシリーズは長らく椅子に座って弾き語りをする際の足元の不安定に悩んでいたが、対策としてクラシックギター用の足台やギターレストを買ってはみたものの、使用感に満足できなかった。そんな魂の記録である。(前回までのあらすじ)
 
私には上記の対策を試した後、打つべき手は特に思いつかなかった。後は練習して上達して、慣れるしかないのか。そんなふうに思う日々を過ごしていた。しかし、あるとき突然救世主が現れた。
 
ギター用ではない、一般の木製踏み台である。
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ホームセンターで1600円くらいで購入。高さは約23cm。
 
これは、踏み台昇降が健康によいと聞いて、それを試すために買い求めた。その後踏み台昇降はたまにしかやらないが、ちょっとした物を取るとき、ちょっと座るときなどにも便利だし、見た目も落ち着いており気に入ったので部屋の片隅にいつも鎮座していた。
ギターの足台にするなどとは考えたことがなかったがある日、ふと椅子にすわって練習中に足を載せたら
 
これだ!!!
 
というほど使用感がよかったのである。
 
実は、ギター用にも折りたたみでない足台は売っている。ただし高級品。
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こんな感じの、見た目にも高級感あふれる商品で、1万円強で売られている。画像はネットで拾った写真であり、予算の問題もあるし見た目も木目調の方が好きなので、私が買うことはなさそうである。
 
折りたたみではない足台の利点、それは安定感と広さである。
折りたたみでは一箇所に力を加えすぎると何かの拍子にガシャンと倒れたり、たたまれた状態に戻る可能性はゼロではない。その点、こちらはものすごく安定していて、少しのことにびくともしない。そして、折りたたみ式は天板が狭いので両足を載せるのに相当無理があるが、こちらは広いので片足でも両足でもOKであり、とれる姿勢の幅が広がることも分かった。
 
ところで、ギター用の高級足台として売っているものと一般用の踏み台の違いは値段や見た目だけではない。高さである。
ギター用の高級足台は高さは2種類くらいあるようだが、高い方のサイズで約17.5cmであるらしい。私の木製踏み台は約23cm。この高さがまたよかった。今までと違い、初めて足元の安定感が得られたという満足感があった。
 
しかし、この木製踏み台には数々のメリットとともに大きな問題点があった。すごく重いわけではないが、かさばるのである。
外に演奏に行く場合、ギターと荷物と、さらにこの木製踏み台を持ったら、ひとり民族大移動状態である。
私が車移動だったり付き人でもいるならともかく、車は持ってないし、付き人は言わずもがなであり、未だ外でこの木製踏み台を使ったことがない。使用感も見た目もお気に入りなのでいつかワンマンライブでもすることがあれば意地でも持って行って使いたいが、そのような予定はない。移動が便利な場所で機会があれば試そうと思う。
 
この発見で一般用の踏み台という地平が開けたのは大きかった。
そこからはギター用品にこだわる必要はないと分かったので、ホームセンターなどで代わりになりそうな品をいやらしい目で物色するという趣味が新しくできた。椅子にすわって片足、両足と乗せて試す様子はふつうの使用法ではないのでけっこう怪しい。