足台考1(演奏の環境を考える その2)

椅子はそのままで、足の位置を高くするための道具がクラシック ギターの世界には存在していて、私はその存在を知っていた。
 
足台
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私は弾き語りをする前にクラシック ギターを数年かじっており、そのころは弾き語りをするとは思ってもいなかった。クラシック ギターについてはブログに書くことがなくなったらたぶん書くと思うが、クラシック ギターの世界には制約が多く、この足台の使用というのもその1つである。足台以外にもギターレストやダイナレットなどといった道具を使用する方法もあり、それはまた別のときに詳しく書こうと思う。
 
ギターの角度を足を組んだりせず保とうとすると、このような道具が必要なわけだが、冒頭に写真で貼った(どこかの教 則本の写真を拝借した)ような足を開いて左足を上げる姿勢も、決して楽ではなく、腰などに負担がかかりそうで以前からそこまで好きではなかった。女性がスカートをはいている場合などは、足を開かず、低いほうの足を後ろに流すなどの姿勢のバリエーションもあるが、こちらの姿勢も苦手であった。
 
しかし、足の位置を改善するためにはこれくらいしか方法を知らなかったので、とりあえず私はギター用の足台を買うことにした。一般的な折りたたみ式の足台である。見た目の好みから木製とした。アマゾンでアウトレット価格で1300円くらいだったと思う。アウトレット品なので開いたときに少し斜めになるが、使用に問題はない。

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持ち運びにはコンパクトで便利だし、重くもない。見た目も嫌いではないのだが、満足しているかというと、そこまで満足
していなかった。弾き語りの場合は正しい姿勢というものはきめられておらず、左足と右足どちらを上げてもかまわない。私はこの手の足台を使用する場合、足を開かなくていいように、右足を上げて右足にギターを載せることが多い。この方法だと足台を使用しても上げていないほうの足が相変わらず不安定な感じがした。だめもとで初心に返り、左足を上げて一般的なクラシ ックギターの姿勢を試してみてもその不安定な感じは解消しなかった。そのうえ、こちらは足が開きすぎていて、クラシック ギターの演奏であればなんとも思わないが、弾き語りをするのには見た目にもよろしくないと感じた。
 
そのような問題から、私の足台(もしくはそれに代わるもの)についての研究が始まった。
 
つづく