ギターレスト考(演奏の環境を考える その3)
こちらがつっかえ棒のように見える万力タイプ。(どこかで拾った写真)
ギターレストは、吸盤式、万力式以外に折りたたみ式もあるが、使用中に変な力がかかるとたたんだ状態に戻ってしまいそうな不安な感じのつくりで(写真を貼りたかったが、不安感がうまく伝わる写真が見つからなかったので貼らない)これも却下。それに、私が買った吸盤式は折りたたみではないが小型なので、持ち運びにそこまで不便はない。
他に太ももの上に置いてギターの角度をつける道具としては、ダイナレットという、クッションのような商品もある。(これも拾った写真)
この写真では分からないが、片方の太ももにちょうどフィットする大きさ。この上にギターを載せる。これはギターレストよりさらにマイナーな商品だと思われ、あまり種類も出ていないし販売しているところも少ない。愛用している人の評判を調べても多くは見つからない。
とりあえず家にある似たような大きさのクッションで試したところ、ギターを載せたときの安定感は抜群にありそうだった。しかし、ギターレストとどこまで性能が違うかわからないし、目立つ・かさばるなどの問題点も感じたため、今すぐには買わなくてもよいと思い購入にはいたらなかった。
さて、購入したギターレストはそのまま使用したり、足台と併用したりといろいろ試してみたのだが、演奏中にかかとが浮いてつま先によけいな力がかかってしまう問題については著しい効果は得られなかった。
そう、足元の不安感と、ギターの角度はあまり関係なかったのである。私はギターを演奏する際にそんなに角度はいらなかった。
そのような結論になってしまったため使わずに放置していたところ、私にギターレストの存在を教えてくれたギターレスト愛用者の某氏が所有するギターレストの吸盤が弱って、ゴムの滑り止めも取れてしまったとかで、直すまで私のを貸してほしいという話になった。ギターレストの弱った吸盤を直すには、吸盤をぐつぐつ煮るか、サイズの合う新しい吸盤を見つけて買わないといけないらしいし、取れた滑り止めは接着剤で貼り付けていいものなのか・・・という状態でなかなか直せないらしい。
某氏にはとてもお世話になっているしどうせ使わないので私のギターレストは快く貸しだされ、今では某氏が使っているような状態となっている。私が使いたくなったら返してもらうかもしれないけれど、今のところそういう予定もないので、永久貸与みたいなものである。上に書いたギターレストやダイナレットについての知識は、某氏から教えてもらったうけうりも大きいのだが(たとえば、某氏は万力式のギターレストの悪口をよく言っていて、それは私が万力式に好感をもたなかった原因のひとつである)、結局のところ某氏は私にギターレストの情報を教えて得をしたし、私のギターレストも活躍の場ができて喜んでいると思うので、私のギターレストについての研究も無駄にならずに済んだ。
そして今日気づいたこと。
私が買ったギターレストは、1年少し前は通販で3000円台だった記憶があるのだが、今検索したら同じ商品と思われるものが最安値でも5000円台で販売されている。こんなところにまで値上げの波が!!
5000円台どころか、7000円台で売っているサイトも見かけた(その道では有名な店の通販なので、この値段が現在の定価だと思う)。今は自分では使っていないものだとはいえ、安いときに買えたことを今更知って、少しだけうれしくなった。せこい。